ザリガニたちよごめん。
こんばんは。
下の子(2歳)がパンダ大好きでパンダのテレビばかりみていたらパンダ熱があがってきたちゃーちゃんです。
今日は今から30年くらい前のおはなし。
わたしは結婚するまで千葉の田舎に住んでいた。
今となっては家もたくさん建って、さすがに会えなくなっているのかもしれないけど、土を掘ってオケラを捕まえて遊んだりしてました。
もちろんヘビやザリガニ、殿様バッタやオニヤンマ、野良犬までもがそこら辺にいた。
ある日、お友達とザリガニを捕まえに行った。
ザリガニ、たくさんいたのでたくさん捕まえて、たくさん持って帰った。
10匹くらいは捕まえたのかな。
家についたら、捕まえたザリガニをお水をたくさん入れた大きな容器に入れた。
その日の夜
ザリガニどうしてるかな♪と思って玄関に様子をみにいった。
ザリガニをみてみると
おや?全部のザリガニが上を向いていた。
おなか空いてるのかなー?って思ってザリガニを捕まえた時の残りのよっちゃんイカをあげた。
次の日の朝
ザリガニおはよう!と思いながら玄関にいったら
!!!
ザリガニが全部ひっくり返って死んでいた
水もにごってた
近づくとすっごく臭かった
状況を把握したとき、それはもうショックだった。
ザリガニ殺しちゃった・・
・・・
きのうの夜、ザリガニが上を向いて立ってたのは
おなかが空いていたからじゃなくって苦しかったからなんだ・・・
ごめんなさいザリガニさん・・
このことは何年たっても決して忘れることはない記憶となった。
ザリガニを殺してしまうまでまったく気がつかなかった。
いや、殺してしまわないとわたしはずっと気がつけないままだったのかもしれない。
よく考えるということを。
ザリガニのことをもっとよく考えていれば、全部のザリガニが上を向いていたあの時に気がつけたはず。
たくさんのザリガニを殺さなくて済んだはず。
こうやってわたしは一夜にして大量に犠牲にしたザリガニの命から「相手のことをよく考える」ということを学び、今を生きています。
あのつぶらな瞳のザリガニたちの分までも。。
ちょっと大げさかな、いやそんなことないな。
ザリガニたちよ、あの日までのわたしはなーんにも考えてなかったよ、ごめんなさい。