金魚が卵を産んだ!産んだはいいけど、孵化するのかな?
わが家には2代目となる金魚が2匹います。つい先日、その金魚が卵を産みました。
金魚に対する知識はほぼ無いまま、なんとなくで飼ってきていて、卵を産んでいることに気がついたあと、たくさんの疑問が出てきたので、いろいろと調べながら、対応してみました。
みなさんのお宅でも、飼っている金魚が卵を産んだ時に、どうしらよいのか、この卵は孵化するのかなど、少しでも参考にしてもらえたらと思います。
- ■金魚すくいをしたらわが家に金魚がくることとなった
- ■一回り大きくなった金魚が小さい金魚を追いかけまわす
- ■ろ過装置や水草に卵がいっぱい
- ■2匹の金魚は、オスとメスなのか
- ■金魚のオス、メスの見分け方
- ■卵が孵化するまでの日数
- ■金魚の卵が孵化するまでにした方が良いこと
- ■金魚の卵の有精卵、無精卵の見分け方
- ■2匹ともメスだったようです
■金魚すくいをしたらわが家に金魚がくることとなった
わが家に金魚が来ることになったのは、上の子(7歳)が年長さんの時の約1年半前。
4月から通うこととなる小学校のバザーに行ってみた際に、取れないだろうとひそかに思いながら、「取れなかったら金魚はもらって帰らない」という約束を上の子としてからやった金魚すくい。
金魚すくいの紙をやぶくことなく、あっさり金魚をすくった上の子。
すくってしまったからには・・連れて帰らなければ。。orz
一匹ではかわいそうだよ。。となって、もう1回金魚すくいをして、結局、2匹の金魚を連れて帰ることとなった。
あとで聞いたのだけど、『この間テレビで金魚すくいのコツやってたのみてたから!』と言っていた。
まさかまさかの確信犯だったとは orz ヤラレタ
そんなこんなで、わが家に2匹の金魚が仲間入りしました。
すぐに白点病にかかる
金魚を飼うための水槽やブクブクなどを買いに行き、金魚のおうちを構えた数日後、金魚2匹に白いブツブツが出てきた。
「金魚は白点病にかかりやすい」ということは、知っていた。環境の変化などからもかかってしまう病気。
すぐに薬を買いに行き、様子をみていたけれど、しばらくして2匹はお亡くなりになられた。
2匹があまりにも早い死だったので、揃えた水槽などがもったいなかったこともあって、2代目となる金魚を3匹購入してきた。
しばらくして、2匹に追い回されていた一番立場の弱かった1匹が旅立った。残った2匹が、今もいる2代目だ。
■一回り大きくなった金魚が小さい金魚を追いかけまわす
買ってきた時は、どの金魚も同じ大きさだったのに、いつの間にか、1匹だけかなり大きく成長していた。小さい方の金魚と比べると、一回りは違う。
しかも、餌が欲しくなると、小さい方の金魚を追いかけまわすという、なんとも性格の悪い大きな金魚。・・だから一回りも大きくなっているのかな。
あまりにも追いかけまわしがひどく、入れていたオブジェに小さい方の金魚が体をぶつけられ、うろこが少しはがれてしまうほどだった。
その様子を見かねたわたしと上の子は、100円ショップで園芸用の小さな穴の開いている網を仕切りとして買ってきて、2匹を隔離した。
いじめられないように隔離したのだけど、何日か経つと、なんとかして網をどけようと、大きい方の金魚が体当たりするかのように、少しずつ網を押して動かしていき、気がつくと2匹は一緒にいた。
隔離した後は、仲良くなるのか?追いかけ回すことをしない。追いかけまわしていじめたりしないなら、隔離する必要はないので、また一緒に暮らしてもらって、様子をみては隔離したりを何度も繰り返していた。
そんな2代目となる金魚が、先日卵を産んだ。
■ろ過装置や水草に卵がいっぱい
そろそろ水槽汚くなってきたからまた掃除しなきゃなぁ・・と思いながら、ろ過装置のブクブクをみたら、なにやら透明の卵がたくさんついていた。
よくみるとフィルターの中にも卵!
卵を吸ってしまっているみたい。。( ̄▽ ̄;)
しかも、体の大きい方の金魚から、卵がたまにポロリと出てきている。
わーお、現在進行形の産卵中!はじめてみた!
小さい頃、お世話は父親で、金魚やフナを飼っていたのだけど、卵はみたことなかったからちょっと興奮。
上の子に金魚が卵を産んでいるよと声をかけ、赤ちゃんにしたーい!っと上の子と2人盛り上がる。
それにしても、追いかけまわしていた一回り大きい方の金魚がメスだったとは。。
かなり体も大きかったので、勝手にオスだと思い込んでいた。
■2匹の金魚は、オスとメスなのか
卵を産んでいるからには、小さい金魚がオスなのか?メスなのか?気になります。
それによって、卵が孵化するかしないか決まるからです。
たまに卵をぽろっと出してくる金魚をしばらく見ていたら、あれ?なんか・・卵を・・食べてる!!
生んだ本人(本魚?)も卵を食べている。orz
・・・金魚って、バカだね。
自分が何をしているのか、全くわかってないということです。
金魚の知能指数の低さを改めて感じました。ハハハハハ( ̄▽ ̄;)
卵が食べられてしまう!と思ったわたしと上の子は、急いで卵のついている飾りの水草を空のペットボトルへ引き上げました。
ブクブクの上についている卵はスポイトで吸い上げて、コップの中へ。
このあとも、金魚2匹は底に敷いていた砂利に混じっていると思われる卵を食べまくっていて、すんごい太いうんちをたくさんしていました。ごはんをあげても食べずに残すほどです。
一体どれだけ卵でおなかをいっぱいにしたのでしょう。。
あとで知ったのですが、
金魚が卵を食べてしまうと、食べ過ぎで死んでしまうこともあるので注意が必要なのだそうです。
自分で産んだ卵の食べ過ぎで死ぬって・・・(-_-;)
卵を産んだら、2日ほど金魚に餌をあげないで様子をみた方が良いとのことでした。
食べ過ぎで死ななくてよかった、ホッ。
金魚についてほとんどなにも知らないまま、なんとなくで飼ってきていたので、金魚が卵を産んだあと、卵を孵化させるためにはどうしたらよいのか、というかその前に、この2匹はオスとメスなのかを知りたかったので、調べていきました。
■金魚のオス、メスの見分け方
金魚の性別の見分け方は、結構むつかしいようですが、初心者でも簡単にオスとメスを見分けられる方法がありました。
オスに現れる、追い星
金魚のオスが生殖期になると、オスのエラブタや胸ビレに、小さい星の様な白い突起が点々と現れる。この時期にオスの金魚がよくメスを追いかける事から、この突起を「追い星」と呼ぶ。
<注意>白点病と間違えることもあるので、気をつけましょう。
白い突起の出現する場所が、エラブタや胸ビレと決まっているのが追い星。白点病と追い星を見分けるポイントとなりそうです。
生殖孔
金魚に慣れている人はこの方法で、オスメスを判別しているようです。
オスの生殖孔は、楕円形で小さいのに対し、メスはオスよりも生殖孔が大きく円形で、そして突出している。
■卵が孵化するまでの日数
卵が孵化するまでの日数は、水温によって大きく変わってきて、意外とすぐに生まれてしまうので注意が必要です。
水温が20℃前後の春先 :5~7日ほど
水温が高い夏場 :2日で孵化することもある
■金魚の卵が孵化するまでにした方が良いこと
すぐに金魚と卵を別々にする
そのままにしておくと、金魚が卵を全て食べてしまうので、すぐに卵と金魚を別々にする。卵はとてもデリケートなので、素手で触らずにスポイトでやさしく吸う。
水草など、移動できる場所に卵が産んであれば、そのまま水草ごと移動させる。
水槽の壁面など、移動できない場所に産んである時は、卵を移動することができないので、卵をそのままにして、金魚を別の水槽に移す。
※金魚が卵を食べてしまうと、食べ過ぎで死んでしまうこともあるので注意が必要
※卵を産んだら、2日ほど金魚に餌をあげないで様子をみた方が良い
ろ過装置を止める
ろ過装置は、卵や稚魚を吸い込んでしまうため、すぐに濾過フィルターは止める。
卵や稚魚が吸い込まれない「稚魚専用タイプ」のろ過器を使うとよい。
■金魚の卵の有精卵、無精卵の見分け方
・有精卵
透明なままで2~3日後に黒い点(目)が卵の中に見えてくる。
・無精卵
1~2日後に白く濁ってくる。孵化することはないので、早めに取りのぞいた方がよい。カビが生えてきてモヤモヤになるのですぐに分かる。
無精卵をそのまま放置すると、発生したカビによって稚魚が病気になってしまう。
■2匹ともメスだったようです
1匹だけでも赤ちゃん生まれて欲しい!と願っていたのだけど、数日後に残念ながら、卵はすべて白く濁り、まわりにはカビが生えてきてしまいました。
わが家の小さい方の金魚に、追い星は出現していませんでしたし、水槽の水も精液で白く濁ることはなかったです。
卵を産んでいたメスと、もう1匹の生殖孔の違いも全くわからなかったので、わが家にいる2匹の金魚は、小さい方もおそらくメスだったのでしょう。
全ての卵は、無精卵だったようです。
こればかりは、仕方ないですね。
わが家の水槽サイズでは、金魚2-3匹が限界となるので、2代目には2匹仲良く過ごしてもらって、卵の孵化は、世代交代をするまでおあずけとしておきます。
わが家の金魚にも、春が訪れていました。