３人目の出産 破水後１時間で産まれました

FGR～胎児発育不全～と診断され、３５週５日から管理入院をしていた第３子の妊娠・出産。

■誘発を開始

３６週６日から陣痛室へ入り、子宮口を広げていく風船(ミニメトロ)を入れていく処置を始め、翌日の正期産となる３７週０日から誘発の点滴(オキシトシン)を始めました。

点滴を始める日の朝７時頃、お手洗いに行くと、おしるしがありました。

過去２回の出産では、おしるしのあったその日に２回とも赤ちゃんが産まれてきたので、今日産まれると思う。と旦那に連絡を入れていました。

朝の内診の結果、前日に風船を入れる処置をしていたため子宮口は４．５cmまで開いていました。
助産師さんには、(開き度合いが)優秀！と言われました(笑)

そして、また内診グリグリをされて、早速グリグリによるおなかの痛みが出てきました。

朝８時過ぎから始めた誘発の点滴。

点滴の針がなっかなか入らなくて、助産師さん２人が２回ずつチャレンジしてもダメで、先生を呼んで、先生にルートを確保してもらって、５ヵ所めでようやく点滴をつけられました。

両腕に針を刺されまくって腕が痛かったです。

朝食は点滴をしながらとりました。

点滴は、最初は少量から、効きすぎてはいけないため、陣痛や心拍をみながら量を調整していくということでした。

３０分おきに１０mlずつ滴下量を増やしていくため、３０分に一度、助産師さん２人が来て、わたしの名前や薬剤名、滴下量などをダブルチェックしながら徐々に増やしていきました。

誘発によっておなかが痛くなるだけで、子宮口は開かないままが一番嫌だな。。と思っていました。

誘発だから、自然陣痛と違ってよくわからなかったのだけど、１１時頃からおなかが痛くなってきて、３分間隔で４０秒くらいしか持続しないおなかの張りがきていました。

これが本陣痛につながればという感じでしたが、まだまだ余裕でした。

１４時頃、出産は今日？明日？どうなるか？！というような昨夜の感じに近づいてきて、定期的に張りも出てきて、背中が痛くなってきました。

１４時３０分には、おなかがだいぶ痛くなってきて、助産師さんにも、ご主人呼んでおいた方がよいかもと言われました。

そして１４時３５分頃、

■破水

パシャン！と、まさに水風船を道路に投げつけて割れる感じがおなかの中でして、これは破水した！と、破水からのお産は初めてだったけれどもすぐに破水だとわかりました。

助産師さんに、破水しました！と伝え、いよいよ痛みも一段とアップして、あの痛みがくるぞと覚悟をしました。

破水後は思っていた通り、すぐに一段と痛みの段階があがり、痛みと痛みの間の痛くない時を見計らって急いで荷物をまとめ、分娩室へと移動しました。

破水してから、あっという間にお産は進み、分娩台に乗って助産師さんが子宮口の開きを確認した段階でもう、子宮口はほぼ全開となっていました。

お産の進みが早すぎて、助産師さんたちの準備が間に合わないかもという感じで、「産まれちゃう！」と助産師さんに言ったらおしりを抑えられたくらいでした。

「ご主人いつ頃来るかな、間に合うといいね」と言われていました。

破水しました、はやく来て！と旦那に連絡を入れてから３０分後、旦那が到着し、立ち会い出産に間に合いました。

そして破水をしてからちょうど１時間後となる１５時３５分。

赤ちゃんが小さいため、陣痛に耐えて、無事に産まれてきてくれることだけを祈っていましたが、無事、赤ちゃんの産声を聞くことができました。

赤ちゃんは２０６８gと小さく、低出生体重児で処置後NICUへと行ってしまい、新生児科での検査で低血糖であることもわかりましたが、陣痛に耐えられず、赤ちゃんの心拍が下がり緊急帝王切開となることなく、通常の分娩で元気な産声を聞けたので、本当によかったと思い、ほっと安心しました。

破水した後からのあの痛みの段階アップの速さ、自宅にいる時に破水しなくて本当によかった・・と思いました。

もし、下の子と２人の時に破水してしまっていたら、急いで下の子を預けに行って、自宅の階段をのぼったり降りたりして出発の準備をして、陣痛タクシーに荷物を持って乗って病院へ・・なんて考えただけでゾッとしました。

痛みと痛みの間にそんなに歩けないし、時間的にも破水から産まれるまで１時間しかなかったので自宅にいる時だったら病院まで間に合わなかったかもしれない・・と思いました。

病院の、しかも陣痛室にいる段階で破水して本当によかった、入院していて真面目によかったです。

■経産婦さんは気をつけて

破水後のお産の進みは、３人目ということもあって、かなり、いや、ものすごく恐ろしく早かったです。

もちろん個人差はあると思いますが、

これから出産される経産婦さんは、お産の進み本当に早いですので、くれぐれも気をつけてください。

第３子も出産自体は無事に終えましたが、第３子の出産にはまだまだ続きがあります。。

出産後、胎盤を処置しているあたりから大量出血をしてしまい、たくさんの輸血や２つの手術を受けることとなり、出産の後が出産以上に大変でした。。

そちらはまた後日、改めてお伝えさせてもらいます。