熱性けいれん 3回起こしています
七歳になった長女は、今までに3回熱性けいれんを起こしてきた。
この4月から小学生になり、体力もついてきたためか、最近はあまり熱自体を出さなくなってきたが、
現在も、38.5℃以上の熱が出た際は、ダイアップという痙攣予防薬を使用して様子を見ていくことになっている。
■初めての熱性けいれん・3歳3ヶ月
まったりゆっくりした時間を娘と二人過ごしていた。
お昼寝をしていると娘の身体が熱っぽかった。熱っぽいな、38℃くらいかなと思いながら一緒に横になっていた。
その時は急に訪れた。
突然、わたしの側で寝ていた娘が、両手をぐっと握りしめ、ガタガタして呼吸も出来ず、視線も合わず、痙攣し始めた。
わたしはびっくりして焦った。
けれど、雑誌か何かで、痙攣が起きた際は収まるまでの時間がどのくらいであるか、落ち着いて冷静に痙攣が収まるまで様子を見ながら痙攣継続の時間を把握しておくことを知っていた。
娘に、
「大丈夫だよ、お母さん側にいるからね、大丈夫だから」
と、半分自分自身に言い聞かせながら、様子を見ていた。
娘は、目を開けているけれど視線は合わず、ガタガタ痙攣し続けて、指先と顔色が紫色になっていく。
本当に大丈夫かな、怖いよどうしようと心臓をバクバクさせながら様子を見ていた。
しばらくすると、時間にして30秒くらいかな、痙攣は収まった。
娘は、うーっと一度泣いた後、
怖かったね、大丈夫だからと声をかけている間に寝てしまった。
呼吸しているから大丈夫だよね・・
うん、多分大丈夫。
でも・・怖い。
痙攣後、測った体温は40℃まであがっていた。
今日は日曜日、そして午後。
そうだ確か、緊急時や判断に困った時に連絡を入れられて、どうしたらよいか指示を仰げる場所の電話番号が載っている冊子があったはず!
急いでその自治体が発行している、連絡先の載っている冊子を探した。
電話をかけるとすぐに女性が出た。
女性:
どうしましたか?
わたし:
3歳3ヶ月の娘が熱性けいれんだと思うのですが、痙攣を起こしました。
女性:
あなたはお母さんね。今、娘さんはどうしているの?まだ痙攣している?
わたし:
痙攣は30秒くらいで収まったのですけど、そのあと泣いたかと思ったらすぐに寝てしまいました。初めて痙攣起こしてどうしたらよいかわからなくて。
女性:
痙攣を起こす前から熱は出ていたの?
わたし:
夜中の3時頃から38℃台の熱が出ていました。今は40℃です。
女性:
片側だけ痙攣していたとかある?左右対象に起きていた?
わたし:
はい。視線は合っていなかったです。
女性:
お子さんの初めての痙攣にしてはお母さん落ち着いていられているから大丈夫ね。
熱性けいれんと思われるけど、初めての痙攣だから病院に連れて行った方がよいわね。近くの休日急患診療所の場所はわかる?
わたし:
どこでしたっけ、わかりません!
女性から休日急患診療所の場所を教えてもらい、下の部屋で寝ていた旦那のところへ急いで行き、娘が痙攣を起こしたことを興奮した状態で伝えた。
緊急時の連絡先に電話して、指示を仰いだこと、初めての痙攣だから今から病院に連れて行くように言われたことを伝え、タクシーを呼び、急いで病院へ向かった。
診断の結果、熱性けいれんでしょうということだったが、もしまた今日中に痙攣するようなことがあった場合は救急車を呼ぶよう、指示されました。
インフルエンザかどうかの検査をしたのだけれど、インフルエンザではなかった。
ここは救急で、1日分の薬しか出せないので、明日またいつも行っているかかりつけの病院で診てもらってくださいということだった。
初めての熱性けいれん。
正直、怖かった。
できればもう二度と経験したくない。
そう思った。
■二回目の熱性けいれん・3歳5ヶ月
その日は幼稚園の入園式。
夜中の3時頃から38.2℃の熱が出ていた。
入園式、どうしようか、、と旦那と悩む。
後になって写真もないのも可哀想だし、二時間くらいで入園式終わるから頑張って参加しよう。
熱の出ていた娘だったが元気そうだったこともあり入園式に参加させた。
入園式は何事もなく、終了。
まっすぐ自宅に戻り、昼食をとった。
昼食後しばらくして、娘の側に寝転がり、二人でお昼寝をしていると、娘の体温が急に高くなってきた感じがしたので体温を測ってみると40.2℃まであがっていた。
痙攣は急に起きた。
前回の痙攣からピッタリ2ヶ月後のことだった。
突然、わたしの側で横になって寝ていた娘が、前回同様、ガタガタガタガタ震え、呼吸も出来ず痙攣し始めた。
痙攣だ!と思ったわたしは、
昼食後すぐだったため、嘔吐などして呼吸困難になるといけないと思い、急いで娘の身体を横に向け、手を握りながら「大丈夫だからね、お母さん側にいるから大丈夫だよ」と言っていた。
痙攣が収まっ手柄娘は少し泣き、うわ言を言ったあと、寝てしまった。
痙攣時間は、1分半くらい。
もう二度と経験したくないと思っていたあの痙攣がまた起きてしまった。
何度その場にいても、もう経験したくない、嫌だと思う。
心臓がドキドキバクバクしてしまう。
当時のかかりつけの病院へ行き、今後の熱性けいれんを予防するために、痙攣防止剤と解熱剤を処方してもらいました。
【 当時の薬の使用方法】
○ダイアップ (痙攣予防)
熱があがりそうな時、37.5℃前後から。
1個目使用の8時間後に38℃以上の熱がある時、2個目を使用。
○カロナール(解熱剤)
38.5℃以上の熱がある時。
この2回目の痙攣が起きた後、4月に入園した幼稚園からは、保育中に熱性痙攣が起きた時の参考にするため、過去に起こした熱性けいれんの様子を紙にまとめて欲しいと依頼があり、過去2回起きた熱性けいれんについてまとめた書類を提出しました。
■3回目の熱性けいれん・5歳11ヶ月
6歳になるちょうど1ヶ月前に熱性けいれんがまたまた起きてしまった。
もうすぐ6歳になるし、熱性けいれんは6歳くらいまでで脳の発達に伴いなくなってくると調べた際によく書かれていたこともあって、最後の痙攣から二年以上経っていたこともあり、もう大丈夫だろうと思ってしまっていた。
昨晩20時すぎから38.5℃発熱していた。
1時すぎに頭が痛くて眠れないと起きたため、カロナールを飲ませた。この時、38.3℃。
朝になりカロナールが効いていることもあって体温は37.1℃まで下がっていた。
9時を過ぎた頃また熱が38℃くらいにあがってきていた。
寝ていたので様子を見ていたが、だんだん辛そうになってきていたので、下の子がまだ一歳になっていなかったこともあり、ちょうど休みだった旦那に娘を病院に連れて行ってもらうことにした。
11時頃、病院に行く前に測った体温は39.6℃に上がっていた。高熱でぐったりしていたのを覚えている。
病院の待合室で診察の順番を待っていた12時前に痙攣が起きた。
旦那は、痙攣し始めました!と大きな声で看護師さんを呼んだみたい。
3回目の痙攣は、わたしが一緒の時ではなかったので様子はよくわからないが、旦那は娘が痙攣し始めて、顔色が紫色にどんどん悪くなっていき死んでしまうのではないかと思い怖かった、娘を愛しいと改めて思ったとその日の夜、話した。
痙攣時間は、40秒くらいだったと病院へ駆けつけた際に看護師さんから話を聞いた。
娘は点滴を受けて横になっていた。
普通は熱性けいれんは6歳くらいまでなのだけど、6歳直前で3回目の熱性けいれんを起こしたため、6歳を過ぎてももう少しダイアップを使用して様子を見ていきましょうということになった。
【現在の薬の使用方法】
○ダイアップ (痙攣予防)
熱が38.5℃以上ある時。
1個目使用の8時間後に38.5℃以上の熱がある時、2個目を使用。
○カロナール(解熱剤)
38.5℃以上の熱がある時。
■熱性けいれんを3度経験して今、思うこと
3回目の痙攣から、もうすぐ1年と2ヶ月が経ちます。
このまま、もうこれ以上経験したくないあの熱性けいれんとさようならできることを・・願っています。