3歳の娘から教わった 大好きと伝える大切さ
■大好きという言葉
大好きという言葉、わたしも3歳の頃は頻繁に使っていたのかな。
わが家の次女は、わたしが半月近く入院し、帰ってきてからというもの、「ママ大好き」であったり、「ママ病院行かない?」と、よく言ってくるようになりました。
クリスマスも一緒に過ごせなかったので、寂しい思いをたくさんさせてしまったのだと痛感します。
わたしは3姉妹の末っ子だったので一番甘えん坊だったと母から聞いてきました。
きっと小さい頃は頻繁に「大好き」と両親に言っていたと思います。
今となってはなかなか、両親に伝える機会もなくなってしまっている言葉であることに気がつきました。旦那にさえもここ何年も言っていない。
“大好き”
大好きで大切な人たちなのに、何年も何十年も全く伝えていない。大好きという気持ちを伝えることは、いつの頃からなのかなくなってしまっていた。
伝えなくてもわかっているハズ、伝えなくても家族であれば当然、当たり前であるかのような言葉となっていた。
大切なことは日々の生活に溺れてしまって、時に見えなくもなってしまう。
父親が希少がんを患い、闘病が続いています。タイムリミットがわからない中、わたしは両親に何をしてあげられるだろうか、わたし自身後悔しないようにしていかなければと思っていました。
先日、40歳になった誕生日の日に、自分の両親に面と向かっては恥ずかしくてとても言えそうにない言葉だったので、メールではとても伝えきれないのだけれども感謝の気持ちやありがとう。そして、大好きという言葉を伝えました。
お父さん、お母さんのところに生まれてこれてよかった。大好きです。
両親は、うれし涙でウルウルとしながら、親としてとても嬉しい言葉をもらいました、ありがとう。また明日から病に負けないで、二人楽しい日々をすごします。
と言っていました。
時にまっすぐ、ピュアな気持ちを恥ずかしがらずに伝える大切さ。
3歳の娘から教わった40歳。
いくつになっても、学ぶことはありますね。